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りょうくみ 徒然草
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採集禁止になるのはなぜ?
 最近、どこもここも採集禁止ばっかりでイヤになってしまいます。過去に出版された多くの本を読んでみると、20年前は禁止になっている産地などどこにもなく「あそこで採れるここで採れる」と何の遠慮もなく紹介されており、「古き良き時代」なのかわかりませんがちょっとうらやましくなってしまいます。
 ところで鉱物採集っていうものは本当に世間に認知されていませんね。石というものが集める対象になっているなんて信じてもらえない場合の方が多くあります。私の個人的な考えなのですが、この「認知されていない」ということが最終的に採集禁止の大元になっているような気がしているのです。

 採集禁止の理由のほとんどが「山を荒らされた」というものです。山を荒らすとはどういうことをさしているのでしょうか。
 それはいろいろとあるのですが、一番目立つのは「木を倒す」ことであると考えます。多くの鉱物は木の根元もしくは根そのものに絡みついていることが多くあります。ですから根元を掘ればよりよい鉱物がより多く見つかる可能性があるのです。結果、根元には大きな穴が空き、最終的にその木が倒れるのです。
 森の木をそのように1本2本と倒していけば5年10年たったときに森はどこぞの国のように地肌むき出しの荒れた土地になってしまうでしょう。
 そうなることをわかっていて(知らないでやっているわけがない)木の根元に大穴を空ける行為は悪質としかいいようがありません。絶対にやってはいけません。
 この行為が多くの山地を採集禁止にしてしまう主たる原因であることは間違いないでしょう。このようなことを繰り返せば、これからも採集禁止になる山地は増える一方です。

 私が直接知る人で上述したような行為をしている人はひとりもおりません。また、そのような行為をしている人も今のところ見たことはありません。しかし、確かに木は倒され山は荒らされています。
 多くの鉱物同好会の方から話を聞く限りでは、山を荒らす行為を悪いと思っていない人、悪いと思っていても「自分一人くらい」と思っている人もいるそうなのです。
 何が悪いことなのか、どこまでが許されることなのか、今のところガイドラインはありません。それぞれの良心にまかされているだけなのです。

 最近採集禁止になったところにレインボーガーネットの産地があります。以前メキシコから唯一産出していたのですが、そこが絶産となりもう世界のどこにもないといわれていた石です。それが日本で見つかったのですから鉱物採集家が放っておくわけがありません。悲しいかな、そこは発見から約半年で採集禁止になってしまいました。
 この話も単純に聞けば「一般の採集家が悪いことしたんだろう」と考えることができますが、なんとこのレインボーガーネットがミネラルフェアなどの鉱物即売会でたくさん売られているのです。産地には鉱物売買の業者も存在しているのです。
 業者は金になるのですからごっそり持っていきます。自分の趣味のために採集しているのではありません。けして、一般の採集家と同じに扱ってほしくありません。
 業者が悪いとか一般はいいとかいうつもりはありません。しかし、世間から見れば業者も一般の採集家も十把一絡げで同じ鉱物採集家なのです。


 鉱物採集は今のところ、趣味としては完全にアンダーグラウンドにいます。鉄道趣味の「鉄ちゃん」や「オタク」なんてメジャーもメジャー、うらやましいくらいです。
 アンダーグラウンドであるということは陽があたらないということです。陽があたらないということは、どんな行為をしていてもそれが見えないということに繋がります。結果として世間から見れば「鉱物採集」イコール「山が荒れる」ということに直結してしまっているのではないでしょうか。
 陽があたること、それはまぎれもなく鉱物趣味の人口が増えることなのですが、もしそうなれば、例えば登山と同じように道が整備され、それが観光の一助にもなり得ます。そしてガイドラインを作ればいいのです。産地を整備し、場合によっては入山料を取ることも必要になるでしょう。誰が入山したかわかるように、また事故に対処するために入山届けも書くようにすればいいと思います。

 入山禁止の主たる原因は私たち鉱物採集家にあることは否定できません。しかし、山の持ち主もしくは管理者は、問答無用で「立入禁止」「採集禁止」とするのではなく、共存できる方法もともに考えていただけたらと思います。



 えっ?! オマエらは大穴を空けたりしていないのかって?
 あははははは。情けないくらいにナマクラモノで根性なしの私たちは、大穴を掘るような体力は初めから持ち合わせてはおりません。トホホホ。

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【2005/10/26 11:36】 鉱物 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |
シーズンオフはヒスイ三昧
 秋もどんどん深まってきている今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私たち山に入っての鉱物採集におきましては、毎年10月いっぱいで終了としております。だって、寒いんですもの。
 ワハハハハ。私たちは常日頃人様以上にナマクラであることを前面に押し出しておりますが、暑いのもイヤならば虫もイヤ。そして当然寒いのもイヤなのであります。

 先日、また山の中で採集をしてきたのですが、その日は一日中霧がかかり小雨が降り続いていました。もう寒くて寒くて。そのとき「もう今年は終わりかな」と思いました。
 天気がすごくいい日はポカポカの気持ちのいい気温になるのでしょうが、山の中は完全なる日陰。木漏れ日が気持ちいいなんてレベルではありません。

 さらに、今住んでいる富山県は三方が山。特に岐阜・長野方面は北アルプス立山連邦が立ちふさがっております。台風シーズンにはこの立山連邦が壁になり、どんな大きな台風もその被害が富山県に来ないようにしてくれています。おかげで富山県は日本全国でも極めて自然災害の少ない県なのであります。
 それは非常にありがたいことなのですが、県外に出るためには必ずそれらを越えなければならないのです。だいたい12月に入ったならば、路面の凍結そして積雪を考慮しなければ崖からのダイビングは免れません。
 この点、本当に太平洋側に住んでいらっしゃる方をうらやましく思います。

 というわけで、そろそろシーズンオフに入るのですが、運のいいことに富山県には朝日町から新潟県糸魚川市にかけての海岸にヒスイが打ち上がります。冬の時季、山へ採集に行けない私たちはヒスイの採集がメインになります。
 そこで最近、ヒスイの探し方もしくは見分け方についてよく質問を受けます。それについてはBE-PALの記事、そして「宝石・鉱物おもしろガイド」により詳しく書いたのですが、最新情報を加えもう一度記してみたいと思います。ちなみに、最新情報といいましてもあくまでも当社比ですので、そこのところはご了承ください。

1.海岸での採集
   富山県朝日町宮崎海岸から新潟県糸魚川市の海岸まで、基本的にはどの海岸にもヒ
  スイは打ち上がります。ベテランの人は一日で3つも4つも海岸を歩くようですが、
  まだ経験の浅い方にはその方法はお勧めできません。正直いって疲れるだけです。
   また、「とにかく波打ち際を歩く」という方法は極めて上質のヒスイを探すための
  方法だと考えてください。上質なヒスイは鑑定の必要がありません。誰が見てもただ
  者でないことは一目瞭然です。
   それらの探し方をしている人は、そのようなヒスイだけを探している人たちです。
  「まあまあそこそこのヒスイ」ならば、すでに持っている人たちです。そのような人
  たちと同じ探し方をして「めったにない上質なヒスイ」を運良く見つけることはほぼ
  不可能です。
   まずは1個でも2個でもヒスイといえるものを見つけ、ヒスイを知ることから始め
  るべきだと思います。
   そのためには、ひとつの海岸をじっくり探すことが結局は近道になるのではないか
  と考えます。特に遠くから来られる方はじっくり探してみてください。
   ではどの海岸で探せばより効率がよいかというと、第一はやはり宮崎海岸。東側は
  漁港から西はキャンプ場あたりまで。その範囲の波打ち際近辺を重点的に探してみま
  しょう。
   その他として、境海岸・市振海岸・ピアパーク・ラベンダービーチ・須沢海岸がよ
  いと思われます。探し方はどこも同じです。また須沢海岸は姫川の河口左側なのです
  が、フォッサマグナミュージアムのヒスイ観察会は毎回ここでおこなわれています。

2.味の素のような結晶とは
   私の知る限り「ヒスイには味の素状の結晶が見える」といったのは、フォッサマグ
  ナミュージアムの宮島先生です。私たちもそれ以来同じ表現を使っているのですが、
  まさしくその通りなのです。
   この味の素状の結晶、写真にはなかなか上手く写りません。ていうか、私のテクニ
  ックでは上手く写すことができません。

宮崎海岸で見つけたヒスイ。
右上に「味の素」のような結晶が見えるはずなのですが。
20051018124358.jpg


右上の拡大
「味の素」のような結晶がわかりますでしょうか。
20051019145032.jpg



   この結晶、実はすべてのヒスイに出ているわけではありません。よく「いくら見て
  も味の素がわからない」という話を聞きますが、「味の素」の出ているヒスイは結晶
  が荒いのです。上質なヒスイになればなるほどキメが細かくなり「味の素」は見えな
  くなります。そしてオブラートのような反射になります。まあ、これも「はいこれで
  す」とお見せできないところがにくたらしいです。
  「どう見ても上質には見えないのに、味の素が見えない」という人も多くいます。そ
  れは残念ながらヒスイをほんのわずかしか含んでいない、どちらかというとただの石
  に近い質の悪いものといえます。ミネラルフェアなど鉱物の即売会で売っているヒス
  イの中には「なぜこんなものに値段が付くんだ?」とあきれてしまうような低品質の
  ものも多く売られています。「味の素」が見えなかったという人は、きっとこのどち
  らかを手にされていたのではないでしょうか。
   ちなみに、私も最初よく間違えていたのですが、大きな「味の素」が見える石があ
  ります。「味の素」が大きければそれだけヒスイが多く含まれていると誤解していた
  からです。
   その光り方は味の素の「キラッ」に対して「ベカッ」。かなり主観的な表現ではあ
  りますが、点で光る「キラッ」に対して「ベカッ」は面で光るという違いです。そし
  てその石は曹長石(そうちょうせき)です。

3.形と手触り、そして重さ
   味の素が見えれば、それは確実にヒスイである証拠なのですが、より上質もしくは
  より低品質である場合も「味の素」が見えません。悲しいのは上質なヒスイを低品質
  と間違えて捨ててしまうことです。
   そこで、重要になるのは形と手触り。特に手触りが重要です。形に関しては「丸は
  ダメ」と思っていれば間違いありません。
   手触りについて、ヒスイはとにかく「ツルツル」なのです。「手に吸い付くような
  感じ」とか「しっとりした感じ」というのもすべて、その手触りを知っている人から
  すればしっくりくる表現です。
   海岸で「おやっ?」っと感じる石があったならば「味の素」が見えなくても「可能
  性アリ」としてください。
   ところが、手触りの悪いヒスイもあるのです。まあ、ここまで気にしていたら頭が
  変になりますので、そういうのはないことにした方がよいかもしれませんが、もしそ
  ういうものを見つけたとして、そのときは重さです。見た目以上にズッシリ感じると
  きは、これも「可能性アリ」です。コブシほどの大きさのそのようなヒスイをカミさ
  んが見つけたことがあります。そのときカミさんは「異常に重かったからとりあえず
  持ってきた」といっていました。

   海岸の防波堤には「ヒスイではない」と判断され捨てられた石が多く落ちています。
  私たちはそれらも確認してみるのですが、その中には結構高い確率で「ヒスイ」が含
  まれている場合が多くあります。ハッキリいって「ヒスイ名人」と呼べる人はそう多
  くいません。専門家からも「まゆつばが多い」という意見をたまに聞きます。安易な
  判断で決めつけてしまっては損をしてしまいます。
   やはり「これは?」と思った石は、数が多くてもフォッサマグナミュージアム等の
  専門機関で見てもらうことをお勧めいたします。とっても親切に見てもらえますから
  ぜひ軽い気持ちで行ってみてください。もしかしたらヒスイではないだけで新鉱物の
  発見である可能性もあるのですから。

4.山での採集
   山での採集は基本的に非常にわかりにくいのでお勧めできません。海岸と違い角の
  取れていないヒスイは、ただの石と見分けがつきにくくまた土を被っていたりするこ
  とからよくわからない可能性もあると思います。
   さらにヒスイの産地は国の天然記念物に指定されていますので、何も考えずに入る
  と逮捕されてしまい、いやーな気分になってしまいます。
   ところが、最近発売された「鉱物ウォーキングガイド(松原聰著:丸善)」には、天
  然記念物指定地域より上流のヒスイ産地が記載されておりビックリしました。
  「こんなところ本にして紹介していいのか?」
   松原先生といえば、国立科学博物館の大御所中の大御所。鉱物の第一人者です。
   ハッキリいって画期的というか、何かあったのかなといいうか、それとも松原先生
  やけくそになったのかなと思うくらいでした。しかしまあ、松原先生が著書に書いて
  しまわれたくらいですから、もう隠さなければならないような場所ではなくなったの
  でしょう。
   その本には小滝川だけでなく青海川(橋立ヒスイ峡)のヒスイについても書いてあり
  ますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
   ただし、青海川の方はそうでもありませんが、小滝川の方は片道2時間の山歩きが
  必要です。雪のある時季は当然たどり着くことはできませんし、真夏になるまでは雪
  解け水による増水で非常に危険です。さらに夏になったら夏になったでアブ等の攻撃
  がすさまじいです。今のところ私たちは行ってみようという気にはなっていません。


 これからの季節、天候が荒れる日が多くあります。ヒスイは海が荒れないと海岸までたどり着きません。天候が落ち着くと地元の人がいっせいに海岸に出動していきます。多くの場合、朝一番で地元の人が全部取ってしまうのです。
 中には嵐の中、腰にロープをくくりつけて取りに行く強者もいるくらいです。潜って採る人もたくさんいます。波打ち際から5メートルほど沖のところには上質なヒスイがたまっているそうです。
 私は同じ富山県に住んでいますが、宮崎海岸までは高速を使っても1時間はかかります。正直な気持ちとして、「地元の人は採集禁止」にならないかなと思います。もっともっと県外から来た人たちにいい思いをしていただきたいものです(私も含む)。

 とにかく、いろいろ思ってみたところで、基本的にヒスイは運なのです。地元の人でも上質なヒスイを見逃している場合が多くあります。
 みなさまが、よりステキなヒスイに出会えますように。


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 前回、カミさんがケースを買いまくっているという内容につきまして、「ふたりで楽しんでやっているはずなのに、カミさんがひとりで暴走しているような書き方をするな」という内容の抗議を頂きました。
 確かにその通りです。ご指摘ありがとうございました。今後気をつけます。これからもよろしくお願い申し上げます。

【2005/10/19 13:37】 鉱物 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
CASE BY CASE で CASE BUY CASE
 最近カミさんがコレクション用のケースを買い集めている。
「あっちの店よりこっちの店の方がやすい」とか「こっちは20個以上まとめて買うと3割引になる」とか「ちょうどいい大きさのケースがどこにも売ってない」など、ブツブツいいながら夜遅くまでパソコンの前でインターネットの中を探し回っているのだ。

 実はカミさんのケース集めは1年に1回くらいの割合で定期的におこなわれる。カミさんがいうには「コレクションが増えればそれを収容するケースが必要になるのは当然」らしいが、絶対にそんな理由でケースを買っているのではないと思う。

 たぶん4年ほど前だったと思う。そのころ創刊されてまだ間もない「トレジャーストーン」誌を買いあさったことがケース集めの最初だった。
 トレジャーストーン誌は隔週刊の石の本なのだが、それに毎回原石が2個それぞれケースに入ってついてくるのだ。
 カミさんはそのケースが欲しいばっかりに、毎回最低3冊、多いときには5冊も買っていた。この雑誌の通常の値段は790円なのだが、創刊号だけは290円だったこともあり、なんと12冊も買っていたのた。
「同じ石はひとつもないから、いくつでも欲しいの」なんていっていたが、同じ種類の石はひとつのケースにまとめて詰め込み、空いたケースに自分で採集した「山の尾のガーネットやアクアマリン」を入れていたのだから、ケースのためにトレジャーストーン誌を買っていたと私に思われても仕方がない。
20051012140447.jpg
虫眼鏡も12個ありますよ(笑)。


 それから約1年後、トパーズを探しに岐阜県中津川市に行ったときのこと。中津川市鉱物博物館で9センチ×6センチ、そして高さ3センチの黒いケースを見つけたのだ。このケースはよくあるプラスティックのケースと違い、上面がキズのつきにくいガラスでできていた。カミさんはそのケースがひどく気に入ったらしく、1個500円にもかかわらず10個(1パック5個入りで2パック)も買ったのだ。
 確かにこのころ採集したトパーズや水晶はトレジャーストーンのケースには入りきらない大きさだったため、私はまあ仕方がないかという感じだった。
 しかし、このケースは中津川市鉱物博物館でしか買えなかったため、買ってきたそのケースが足りなくなるたび、ケースを買いに中津川市まで行くはめになってしまった。当時はまだインターネットショッピングを上手く利用できていなかった私たちは、まるでケースを買いに行くついでにトパーズなどを採集していたようなものだった。
20051012140506.jpg
中に入っている石は、四国で採集したエクロジャイト。
オンファス輝石の中にパイロープの結晶が入っている。
BE-PAL2005-8月号で紹介したもの。


 1個500円という、あまりにも高い買い物がいつまでも続くわけはなく、またインターネットでの買い物がある程度できるようになってきたカミさんは、次のケースを探し始めた。
 そして見つけたケースは大1個140円、小1個90円の白い正方形のもの。厚さは先のケースの約半分。
 このケースを見つけたことによりわざわざ中津川市まで行かなくてもよくなったことが重要だった。そして金額がガックリ下がったことにかなりの安心感を覚えた。
 カミさんはというと、新しいケースが届くたびにそれまでのケースから石を移し替えている。これまで入れていた石を出し新しい組み合わせをいろいろ試し、ひとつのケースに石を入れるのに何日もかけていた。毎晩毎晩ニヤニヤしながら石を詰め替えているカミさんにとって、このときが至福の瞬間なのだ(この時のためにケースを新調しているような気がしてならないぞ)。
20051012140520.jpg
中津川市で採集したトパーズ。
下段の左の4つがBE-PAL2004-11月号で紹介したもの。


 ところで、私たちは石を探すために山の中も歩けば野宿もします。車での長距離移動も結構多い。そんな私たちをときに「究極のアウトドア派だね」という人がいますが、ハッキリいっておきます。
 私たちは絶対にアウトドア派ではありません。間違いなくインドア派です。
 特にカミさんはインドア派です。
 石を手に取りニヤニヤ眺める。一番幸せなこの瞬間のための山歩きであり、野宿であり、長距離移動なのです。インドアのためのアウトドア。けしてやりたくてやっているわけではないのです。カミさんが今一番欲しいものは「ドラえもんのどこでもドア」。私たちは究極のインドア派です。


 今年に入ってカミさんは100円ショップでA4版B5版の書類ケースをいくつも買い込んできました。その中を自分の好きな大きさに区切り綿を敷き、そこに採集してきた鉱物を並べていました。
「この方が持ち運びが便利なのよ」というカミさんは、地震や洪水など天災がやって来たとき、真っ先にそれを持って逃げることを考えているようです。
 しかし、数か月たったところでそれでは不完全であることが判明したのです。確かに持ち運びは非常に便利になりましたが、それを持ち運んでいるうちに中で鉱物が踊ってしまい、せっかく大きさや美しさで区別したものが混じってしまうことがわかったのです。
20051012140532.jpg
右側の一番上のケースには、BE-PAL2005-6月号で紹介した緑水晶が入っている。
左は虹色柘榴石。

 そして現在はこれです。
20051012140549.jpg

 1個70円くらいのこの小型のケースは真下以外のすべての方向からの観察に適しています。重ねることには不向きなのですが、そこは重ねないということで問題なし。
 それを100円ショップの書類ケースに入れておけば、重ねることもできるし持ち運びも便利、そして中で踊ることもありません。
 今後1年くらいはこのケースで満足してくれるでしょう。

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「トレジャーストーン」誌が10月4日発売の119号をもって完結いたしました。
 この雑誌は、私たちにとって非常に思い入れのあるものです。この雑誌がなければ、現在の私たちはなかったといってもいいすぎではありません。
 なぜなら、この雑誌が出たために、カミさんがそれまで隠していた「石好き」がついに発覚したからなのです。
 それ以降カミさんは私の耳元で夜な夜な石の話を繰り返すようになり、一回でいいからどうしても採集に行ってみたいと無理矢理「山の尾」へ連れて行かれたことがすべての始まりでした。
 以来、大勢の人たちと出会い多くの知らないことを知ることができました。そして本の出版とBE-PALでの連載。私の方がカミさん以上にハマッてしまったのかもしれません。

 トレジャーストーン誌が完結してしまうことは寂しいことですが、この雑誌が私に与えてくれたものを考えると、感謝の気持ちでいっぱいです。
 トレジャーストーン誌の完結を拍手を持ってお祝いいたします。

 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチわーーーーーっ! ありがとーっっ!!


【2005/10/12 14:14】 鉱物 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
町内会対抗大運動会
 3週間ほど前、私が住んでいる町の班長さんがうちに来たんです。なんの用かと思って話を聞いてみると、10月2日(日)にある町内会対抗運動会に出て欲しいとのこと。
 普通だったら断るところなんですが、その班長さんがいうんです。「どの家もぜんぜん出席してくれない。うちの班だけ出席者がゼロだったら町内会長に合わす顔がない」って。

 そんないい方をされたら断ることのできる人なんているわけありません。
 えーえーそうです。参加するっていわざるを得ませんでした。
「その種目のときだけいてくれたらいいから」と班長さんがいうものですから、「じゃあ、午前中の種目でお願いします」っていっちゃいました。

 数日後、班長さんから6番目の種目の「男子200メートル走」に決まったとの連絡が。
「200メートル?」。町内会対抗の運動会で200メートル走なんて、体がついていかないと思いながらも、そこはいったん決めた以上笑顔で走りきるしかありません。
 6番目の種目というとだいたい何時くらいになるのかと班長さんに訊いてみたところ、「わからない」とのことで、「6時半から始まりますから頃合いを見計らって行ってください」とのご返事がきた。
「え? 6時半。本当に6時半ですか」
 6時半から始まる運動会なんて聞いたことがない。
「6時半ですよ。遅れないようにお願いしますね」
 2度3度聞き返しても班長さんは6時半というばかり。これは本当に6時半開始なのだ。
 6時半から始まるということは、6種目目ならば、だいたい7時半に行けば間に合うだろう。

 当日、6時半に起床。つけっぱなしだったラジオはラジオ体操をやっていた。
「なるほど、みんなでラジオ体操をやってから始めるんだな」と納得。
 天気は小雨、この日予報は一日中雨であった。どんよりと曇った空からは、いつでも大粒の雨が降ってきそうだ。しかし小雨ならば決行である。

 予定通り7時半に開催場所である堀川小学校グラウンドに行ってみた。そこにはすでに20以上の町内会の名前が書いてあるテントが立てられていた。しかし、人の数はまばらだった。
 おかしい。もう3種目目くらいをやっているはずなのに。私は大会本部のテントで訊いてみた。
「今日雨だろう。決行するか中止にするか話し合っていたんだよ。雨弱いから決行になったよ。予定通りやるから」
「え? 予定って6時半からじゃ……」
「何いってんの。そんな時間からやったら近所迷惑なだけでしょ、予定通り8時半から始めます」
 あ、そう。8時半でしたか。そりゃそうですよね。ちょっと考えりゃあ近所迷惑だってことくらいわかりますよね。
 そして6時半開始といった班長さんは、当然というかまだ来ていないようだった。
 結局、開始1時間も前から来てしまった私は、そのまま自分の出番まで待つことになってしまった。

 ところで、開会式の時間になるとかなり大勢の人が集まってきたのです。これには正直驚きました。
 実は、富山県に引っ越してきてまだ数年しかたっていない私は、「人間の気配のない無機質な町」という印象を持っていたのです。
 地方都市はどこも同じなのかもしれませんが、富山県は町に人がいないのです。なぜなら、どこへ行くのも車で移動。家から目的地までドアトゥドアの移動ですから、通りに人の姿がまったくないのです。
 通りに人がいない。それが都会との最も大きな違いでしょう。都会はどこに行っても人であふれています。そのせいで人酔いしてしまうときもありますが、どこにいても人の姿が見えるということが、都会が極めて有機質に感じられる理由なのでしょう。

 さて、雨が小康状態だったのは1種目目まで。2種目目が始まるときには雨の勢いが強まり、土砂降りという状況になってしまいました。
 しばらく中断の後2種目目の「ビールビン運び」。3種目目の小学生リレー、4種目目の中学生リレーが軽くなった雨の中、グラウンドのぬかるみを無視して強引におこなわれた。
 5種目目が始まる直前、また雨が強まりしばらく中断。時間はすでに11時を廻っていた。知り合いがひとりもいない私はすでに3時間以上ただ待っているだけ。とっとと200メートル走って、とっとと帰りたい気持ちしかなかった。

 再び雨が弱まり、ようやく5種目目の「女子100メートル走」が始まった。これが終われば、やっと私の出番。ついに家に帰ることができるのだ。
 ところが、5種目目の途中でまたもや雨が本降りとなり、それが終わったところで三度の中断。
 そして30分以上待たされたところで大会本部からのアナウンスが流れた。
「本日の運動会は中止となりました」
 そうだよね。こんな雨じゃあね。もしやんでもグラウンドが水浸しじゃあ、どう見ても競技の継続は不可能ですもんね。

 というわけで、私は朝の7時半から12時までただひとりで立っていただけでした。
 後から聞いた話では、他の地区の運動会はどこも朝8時の時点で中止もしくは延期が決まっていたそうです。うちの地区はなんだかなーな地区でした。

 そして例の班長さんなのですが、班長さんは初めから欠席だったそうです。
「出席者ゼロだと町内会長に合わす顔がない……」って、何だったんでしょう。出席者ゼロというのは、班長さんすら欠席ということだったのですね。

 あー、なんだか訳の分からない日曜日でした。
【2005/10/05 11:41】 風景 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |


PROFILE
辰尾良二&くみ子
  • Author:辰尾良二&くみ子
  • メール tatsu348@hotmail.co.jp

    鉱物採集は「水晶に始まり水晶に終わる」なんていわれていますが、私たちはガーネットが始まりでした。
    鉱物が大好きなカミさんに連れられて、初めてやった採集がガーネット。土をフルイに入れ水に沈めると、中から真っ赤な丸い粒がっ! 感動しました。

    トップの写真は、カエルのぬいぐるみドン・ケローネの「けろりん」です。
    ケローネ写真館はこちら。http://www.k4.dion.ne.jp/~tatsu348/kerohp/kero.html
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